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2015年3月12日木曜日

【事例報告】こんなクライアントは嫌だ

【事例1】不誠実なクライアント

クラウドソーシングでもクライアント間のトラブルはつきものだが、多くの場合は提示金額を大幅に超えるような内容の要求をしてくる、態度が横柄といったものだ。これは結局のところ、圧倒的にクライアント側の立場が強いためで、さらにそれを助長しているのがクラウドソーシング会社の広告内容、「ローコストで○○開発」「○○円で○○件のデザイン提案」というキャッチコピーではなかろうか、という私見である。

それはさておき、当方も長年、ネットを通じて数多く案件を受注してきたが、もちろんそこそこのトラブルはあった。だが、概ね丸く収まることが常である。先日、不誠実なクライアントと遭遇し、トラブルは完結したものの、個人的に消化不良という部分も多く、こんなクライアントは嫌だ、と題し事例報告という体裁で吐き出させていただきたい。





1月の半ば、とある開発案件に応募。翌日、クライアントから連絡があり、詳細を詰めるため数度メッセージのやり取りをし、大方の仕様が固まり、内容を確認した上で改めて見積もりを提示。すると、当方に依頼したいということで、クライアント側から金額上乗せの条件提示をされる。

すぐに条件合意して、あとはクライアントの合意を待つだけ、という状態になったが、社内調整が必要ということで、条件合意に関しては週明けまで待ってほしいという申し出があった。その週明け後、クライアントからもう数日待ってほしいという申し出があった。

それから数日待ったがクライアントからは連絡がなく、とうとう週末になったので催促のメッセージを送る。すると返ってきたメッセージには、仕様が変更になったため、画面デザインが確定するまで再度待って欲しいというものであった。

その際には丁寧な説明もあり、一度案件をクローズして改めて依頼すべきかどうかといった相談があった。しかし、契約締結手前で待たされている状況を鑑み、また、クローズした途端連絡がつかなくなることも考慮して、契約合意のキャンセルはしないことを告げる。

合わせて、進行中の案件である、ということを明確にする意味合いも踏まえ、一旦このままで保留すること提案。再始動する際に新たに条件を提示しなおしていただき、改めて合意まで進めていくか、スカウトという形で案件を立てていただき、契約合意に至った際に保留分をキャンセルする、ということも提案。当方の提案に対する明確な返事はなかったが、双方合意という認識であった。

それから1週間ほど経過した2月の頭、クライアントから連絡が来た。変更した仕様の詳細とそれに伴う見積もりの依頼であった。概算で見積もりを提示した翌日、新たに立て直した案件への招待メールが届く

今度は順調に進むかと半ば安心していたが、条件に同意する前に、社内調整が必要ということで、また、また、また、また、待たされることになる。システム上、双方の合意がなければ契約はできないため、渋々だが待つことに同意する。既に四度目の待ちぼうけであるため、進捗状況等、できるだけこまめに連絡して欲しいと要望した。

目処として2月の半ばから再開予定ということであったのだが、予定日を過ぎても進捗等の連絡も来ない。催促の連絡をしてみたが、今度は何の音沙汰もない。最後の連絡から1週間が過ぎた2月の末頃、音信不通の状況に業を煮やし、クラウドソーシング会社のサポートに連絡、サポート経由でクライアントに連絡してもらう。

すると翌日にクライアントから連絡が来て、結論を言えば、想定していた通り、案件が流れた。理由は、社内調整がうまくいかず、白紙に戻したいということであった。

今回のクライアントには一月半ほど振り回されたことになるが、正直なところ、二度目のウェイティングがかかった時点で要注意クライアントとして認識していた。早めに、キャンセルするのか継続するのか、それを明確にしておくべきだったと、こちらも反省。いかんせん、契約寸前まで順調に進んでいたので、少し意固地になった部分もある。

考えてみて欲しい。クライアント側から条件提示しておいて、社内調整が必要とはどういうことなのか。挙句、社内調整がうまくいかなかったら白紙に戻すというキャンセル理由。そして、何よりも進捗状況を報告することなくよしんばフェイドアウトを目論んだ姿勢。

上記の点において、今回のクライアントの対応は不誠実極まりない。クラウドソーシングで活躍する多くの仲間達には、こんなクライアントに出会わないように祈るばかりである。